名称の説明
- 金座
尾付けに広がっているうろこの部分をいう。
- 渡り
親骨の左右先端から先端までを言う。
長いほど斑点が大きく魚が鮮やかになる。
またかれは金座とともに鑑賞や種親の重要ポイントである。 -
折舞
親骨から一枚置いて二枚目から始まっている反転。
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一文字
親骨から直接始まっている反転。
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板前
反転が板のように平らなので付いた名称。当才時は反転も小さいが、親になるにしたがい、よく極める大器晩成形。
- 前
親骨、渡り、反転を一括した尾の前の部分。
- 後
尾芯を中心にし左右に広がった後方の部分。
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深前
横から見て水平より下におろしている前。
これは渡りを狭く見せ、且つ力強さに欠ける。 -
浅前
深前に対して逆に水平より上げている前。
これは親になるにつれ、下がり気味になる傾向がある。 -
抄い(すくい)
後ろの尾先を救うように上げること。
各部の説明
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口 A
小さく細く見える。(両脇に瘤が付かない)
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目 B
出ない。くぼまない。(給餌過多、太りすぎ)
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目幅 B~B
目幅、広くなく、適度に狭め。(まれに狭すぎを見る)
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頭 C
肉りゅうが出ない。(歳を取ると出気味になる。すべて大きい魚は太くなる。)
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エラ D
こけない。捲かれない。解放されない。(病気、青水、高温、給餌過多)
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背 E
骨格太く、背幅ある。(盛り上がりすぎない)
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腹 F
豊かに。後腹が張る。(形が極まると出しにくい。)
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尾筒 G
太く、締まり俺が良い。(伸び、詰まりすぎない。)
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金座 H
大きく(裏も)。水平に。
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尾付 I
【N】尾芯の上下に関する付(立ち、下がり)
【M3~M3】尾幅の上下に関する付(山成、他になり)
【I】前の極めに関する付(尾と親骨の角度) -
親骨 J
尾は水平、垂直から見て少し下がる。
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反転(袋) K
大きく筒も様な余裕。(ベタっと返さない。)
出展:日本土佐錦魚保存協会